1台の測量機を使って、3つの数量を確認しました。
では実際にどんな”量”を測定しているのか、ご紹介しましょう!✨
【表土数量確認】
現場から移動する”表土(植物が育ちやすい最上層の土)の量”を測定しています!
土は大切な資源です👆 再利用をするため、正確な数量を把握して必要な場所で使用します。
【改良土数量確認】
地盤改良に使用される”改良土の量”を、正確に把握するために測定しています!
設計通りの数量になっているか、改良工事を行った範囲(面積)と改良された深さ(厚さ)、使用した固化材の投入量を現場で計測します👆
(簡単に言えば、どれだけの範囲を、どのくらいの深さまで、どれだけの材料を使って改良したか」をチェックしています👍)
【粘性土数量確認】
これからつくる改良土に使用する、”粘性土の量”を把握するために測定しています!
設計数量の改良土をつくるには、まずは材料となる土が規定量なければできませんよね👆
茨城県立水戸農業高等学校 農業土木科(E科)の生徒さんがインターンシップに来てくれました。
2年生の皆さんは、1年生で基礎知識を学んでいるので、ちょうど専門的な分野を学びはじめたところ。
今回は現場にて、実際の施工手順や施設、機械などを見学してもらいました。
E科の皆さんは、学校のイベントで小中学生を対象にこんな説明をしたそうです。
さて、今回は スタビライザーによる地盤改良 の様子をご紹介します!
粘性土と砂質土を混ぜ合わせていくのですが、この大きな刃が回転し、混合深さ1.0mまでしっかり攪拌してくれます。
1回攪拌したあとブルドーザーで整地し、もう一度攪拌。これを繰り返して、均一な改良土をつくっていきます。
今回は、粘性土2に対して砂質土8の割合。
砂を見ていて思い出したんですが…「砂像」ってご存じですか?
砂と水だけでつくる彫刻で、砂をよく混ぜ、しっかり押し固め、水が引くまで待ってから削り出していくんです。
ただし、常に崩れるリスクを抱えながらつくり上げ、最後にはまた元の砂へと戻してしまう…
一方、私たちがつくる堤防はその逆。
施工のリスクを一つひとつ取り除き、長く地域を守り続ける存在となります。
砂像が「崩れる芸術」なら、堤防は「守り続ける芸術」??
形は違えど、どちらも人の手で生み出される、美しいものづくりです!
芸術について書いていたら、お腹が空いてきました💦
「食欲の秋」にタイトルを変えようかな…
起工測量では、工事前に現場の地形を確認し、設計図とズレがないかを確認します。
その中でも重要なのが「基準点測量」です。
工事の基準となる点を現地に正確に設置して、設計図に示された基準点と、位置や高さにズレがないかを確認する作業です。
基準点の位置がズレていると、設計通りの施工ができず、後から大きなトラブルになる可能性も・・・。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、基準点測量は工事の精度や作業効率に直結する重要な作業です!!
この現場ではICT施工を実施しているのですが、測量にも3次元計測技術を使っています!
広範囲の地形を一度に測量し、取得したデータを設計やICT建機にも活用します。
先輩の話では、従来の測量と比べて精度アップ&効率アップで現場の作業時間がかなり軽減されているそうです。
3次元測量技術のおかげで、私のような若手でも安心して作業に取り組めています 💪